革の話

革の話と言いましても、それ程詳しい訳ではありません。
ただ職業柄、革にはよく接しますので、
自然と覚えた簡単な知識です。
 皮と革の違い
革は皮をタンニンやクロームでなめしたものです。
私たちが使うバッグや靴、ベルトは革でできています。
 タンニンなめしとクロームなめし
今はほとんどがクロームなめしの革です。
ソフトな仕上がりで、引く力に強く伸びます。
薄くても丈夫です。
それに対して、タンニンなめしの革(ヌメ革)は、
厚くてしっかりした感じで、
磨耗に強いです。
また、環境問題で最近注目されています。
しかし、渋(タンニン)なめしでもクローム
が入ったものも多いです。
 革の動物別種類
牛 馬 豚 山羊 が一般的です。
これらはみんな人間が牧場などで飼っている動物です。
ほとんどが食肉ようで、副産物として皮が革になります。
 牛革
仔牛(生後6ヵ月)の革はカーフといいます。
丸革です(100du)。
その上の仔牛はキップといいます。
丸革(150du)、半裁(80du)の両方あります。
 成牛はオックス、カウですが、
半裁と簡単に言います。
 また大きさの単位ですが、10cm×10cmでデシ(du)といいます。
 馬の革は主に馬裏とよばれ、裏革として表革の裏側に縫い合わされます。
かなり薄く、牛革の半裁と同じように200du以上あります。
特に靴の製甲の裏革には最適です。
 豚の革はピッグスエードに代表されます。
とても綺麗な色に染まり、なおかつ非常にソフトです。
また、また裏革としても使います。
最近 このピッグスキンにプリントをほどこした革がはやっています。
 山羊の革 
子山羊の革をキッドといいます。
大きい山羊はゴードといいます。
キッドは高級皮革製品に使われています

今から30年ほど前 学校を卒業後 革問屋に入社しました。
その時には、日本にも元気なタンナー(革をなめし染色し革として製品化する。)
が沢山ありました。
墨田区にあった 山浦のキッドとカーフは国内では最高の上がりでした。
また、イタリアだったと思うのですが、
ミラモンテのキッドは、日本のキッドと違いとてつもなくソフトで、
透明感のあるきれいな色彩で、これぞ革といったものでした。

動物の種類とは別に革の仕上げ方により区別します。
普通の染色された革をスムース(吟  、 銀)
表起毛(吟の方を起毛したもの)ヌバック
裏(床面を起毛したもの)シルキー

エナメル
エナメル革は1枚1枚 細長い箱に入っています。
ガラス仕上げ(半裁がカーフのようにめがつまり綺麗です。)
好きな仕上げです。

あとかなり昔のことですが、ペッカリー革を運んだことがあります。
ペッカリーとは日本語でノブタでも言いましょうか、
会社の先輩は、豚と猪のアイノ子なんて言っていました。
ペッカリーの革はとてもやわらかく、
この革で作った靴は履きやすそうです。

オーストリッチの革は、みなさんご存知のように表面がオーストリッチ特有のボツボツが
あります。
また牛革にオーストリッチの型押しをした革のあります。


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